日記 七月十七、十八日(平成廿八年)

f:id:shhazm:20160719071638j:imageゴマダラカミキリ

 

十七日

 曇りときどき雨

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 午前、野菜の世話、水田の草取り。午後、友人が来てくれたので鶏小屋の建設作業。

 

十八日

 終日晴れ

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 午前、陸田の草刈り(手鎌)。午後、もう一つの畠の世話、畦草刈り(刈払い機)。

 

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 田植えが終わってやれやれと思っていたのも束の間、不耕起の田んぼには早くも草が茂ってきている。稲の近くのものは抜き、遠くのものは刈る。そこへみて、前に刈った畦草を集めてきて敷きつめる。それと同時に米ぬかを撒布する。

 梅雨が明けてこれから夏本番となれば、高温を好む稲はぐんぐん成長してゆくはずで、そうなれば手間も省けてくるだろう。それまでもうしばらくは、手取り足取り世話をしてやらなければならない。

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 今年の梅雨は梅雨らしい梅雨で、雨が多かったように思う。そのせいか草が伸びるのも早い気がする。すこし草刈りが遅れると、足を踏み入れるのに一瞬躊躇するほどである。なにかこう、生命力(生命体としての力量や度胸、等々)を試されるかんじがある。

 人間にとって心地よい空間としての里山は、そこに生えている草が、大きすぎたり多すぎたりしても、小さすぎたり少なすぎたりしてもダメらしい。人間と草双方の均衡を保つこと。