「全ては土から得られる」

きょうの私は、気持ちのいい晴天も手伝ってか、いつになく晴れ晴れとした気分だったので、休みであるにもかかわらず、気分に任せて日がな一日野良仕事に精を出した。べつに気分が乗らずとも畠はするのだが、きょうは身体がひとりでに動くかのように、夢中で…

今のところ東京からしか人が来ていない野生部の第三回活動報告

先週の日曜日(六日)、野生部は第三回目の活動を実施した。 なお、本記事の表題は噓ではない。今回含めこれまで、世話人三名をのぞいた一般参加者は計二名であるが、両名とも東京在住なのである。遠路遥々首都から参加してくれた両人には謝辞を述べたいが、…

九月の野生部

九月の野生部は、通常どおり第一日曜、第三土日の計三日間でやる。 主な活動内容は見ての通り、前回取りかかった物置小屋の完成を目指す。それが終われば次は、シャワー小屋の製作に移りたいと思っている。 九月の活動日 六日(世話人集会日) 十九日 廿日 &…

柿渋づくり

先週末の野生部の活動事項として予定していたものの時間切れでできなかった柿渋づくりを、きのう一人で行った。 まず庭の青柿を高枝鋏で収穫。我が家のものは今年外れ年らしく、四本ある柿の木からたったの三キロしか採れず。 それを袋に入れて槌で粉砕。 漬…

野生部第二回の活動報告

去る先週の日曜日(08/16)、野生部では第二回目の活動を実施した。参加者は三名、内二名は世話人の二人で、もう一人はなんと東京在住の女子が参加してくれ、畠の物置小屋作りを行った。 以下、その模様である。 朝、今回は全員がうちに前泊していたので、七…

夏野菜採れだす

ようやく我が畠でも夏野菜が採れだした。 (暮れ方の畠) 四月に越してきて、耕作放棄地のゴミ取りと畝立てから始めた畠は、数々の作物が植わってすっかり畠然としている。 農法は、川口由一氏の自然農に習って、不耕起、不除草、不潅水、不施薬、不施肥、で…

鶏にまつわるこれまでの経緯

最近我が家では、五月から飼い出した名古屋コーチンの動向が目まぐるしい。 (今は亡きニクオスとニクメス) 最初から、順を追って述べてゆく―― 第一次野狐襲来 五月下旬、朝方、ニクオスとニクメス(初代のつがい)を裏庭に放していると、異常な鳴き声が聞…

八月の野生部

八月の野生部は、今のところ第三、第四日曜——計二日間の開催を予定している。 主となる活動としては、畠の傍に物置小屋を作る。その他、日にもよるが、季節の仕事として柿渋や野草原料の虫除け液を作ろうかとも思っている。 八月の活動日 16日(日)23日(日…

今週末の野生部

今週末7月18日(土)の野生部では、彼岸花の球根を畑の畦に植えようと思う。 私はもともと彼岸花が好きなのだが、今回植えるのには、好きだからというよりもっと差し迫った理由がある。 彼岸花には毒があって、なんでもその毒性ゆえにネズミやモグラを寄せつ…

土竜捕殺時のわが内面模様

すでにわたしは、畠でモグラを四匹捕殺しているのだが、初めてのモグラ捕獲時に書いておいた所感を掲載したいと思う。 —————— われながら見事であると思った。 少し前から、畠がモグラに掘りまくられ、植えてある各種の野菜にも被害が及んでいたので、捕獲器…

野生部初回の活動報告(および所感)

昨日、野生部はようやく活動日初日を迎えた。六月から開始すると言いながら遅れたのは、日頃の忙しさにかまけて準備や根回しを怠ったからであるが、とにかくも第一回目の今回、世話人三名が参加してくれ、筍掘り、薪割り、枇杷酒および枇杷シロップづくり等…

七月の野生部

七月の野生部では、主に鶏小屋の屋根の葺替えをしようと思っている。 私がこちらに越してきてから三ヶ月が経とうとしているが、落ちつく間もなく、すでに慌ただしい毎日を送っていて、気づけば仕事を三つしているし、自分の畑の世話や敷地の草刈りなど、個人…

田舎に仕事がありまくる件について

どこのどいつだ、田舎には仕事がないなどと言ったやつは。 若干の不安を携えていざ田舎に来てみれば、方々から声がかかり、引く手数多という状況である。草刈り、庭木の剪定などから、材木屋、水道屋の仕事まで諸々ここにはある。どうやら、私のような色々な…

野生部世話人募集要項

野生部の本格始動にあたり、またその賦活にむけ、世話人(幹部)を若干名募集する。我こそはという者は部長東まで連絡を。 世話人の条件 野性ある青年であること月一回以上の参加 ネット上での世話人会議への参加 母体団体であるNPO法人Save Forest X会員へ…

前世の俺がよくやった結果、あるいは、前世の自分が積んだ徳を食いつぶす今世の僕の蕩尽生活

前世での私の行いがヨッポド良かったとみえて、今の私はこの上ない環境にいる。 この四月から管理人としてタダで住ましてもらっている古民家は、大いに老朽していて使えるのは主屋だけで、庭に草は生え放題、家自体今にも山に呑まれそうな具合だが、かえって…

野生部詳細

『Save Forest X 野生部』 概要 自給技術の習得を目的とする、部活という体の協働企画 参考『野生部創部にあたって』 http://yaseikaifuku.hatenablog.com/entry/2015/06/01/133901 活動場所 東の住んでいる古民家(通称「森井邸」)とその周辺 (奈良県宇陀…

野生部創部にあたって

耕作放棄地同然であった畑地の整備が完了し、蒔いた夏野菜の種が出揃い、裏庭の鶏小屋に名古屋コーチンのつがいがやっきた。ここ大宇陀における私の田舎暮らしも、徐々に「らしく」はなってきている。 そもそも私は、生きるうえでの自力をつけようと思ってこ…

田舎暮らしの想像と実際

二日前、田舎暮らしは私にとって最良の選択であると書いた。 手ぐすね引いて待ち受け、ついに開始した田舎暮らしであるが、予想以上の感動はない、というのが、一ヶ月半ほど経った今の偽らざる心境だ。 たしかにここでは、都会におけるよりも確度の高い生活…

牢獄における最良の選択としての田舎移住

田舎の古民家に住むというのは、たしかに私の望んだことではある。「念願叶って」などと表記すると、いかにも積極的な選択としてここにやってきたと思われがちであるが、そうではない。この選択とて、いつもの消去法の結果にすぎない。よりマシな選択肢があ…

方針修正と弁明

この古民家に越してきて早や四十日ほど、前回の投稿からは十日あまり経った。 最近は特に記すべき事柄もなかったので投稿しなかった。というより、ここでは日々いろいろな事はあるのだが、ひとつひとつがこまごまとしているうえに、どれも個人的すぎて、ブロ…